REPORT/INTERVIEW

  • 札幌テレビ塔からすぐの場所に「GALLERY CLAC」がオープン

    「GALLERY CLAC」が今週末6月11日(土)オープンします。場所は、大通公園のランドマークである札幌テレビ塔から横断歩道をわたってすぐのビル1F。ここ数年は札幌駅・大通公園近郊のギャラリーの移転・閉廊、そしてコロナの影響で街中の展示を楽しむ機会が減っていたなか、嬉しいニュースでした。着工したばかりの「GALLERY CLAC」で、オーナーの佐々木さんにお話を伺いました。

     

    ー「GALLERY CLAC」をはじめる経緯を教えてください。

    もともとは違う目的で借りていた物件でしたが、単一の色付けをするにはもったいない場所だなという気持ちがありました。 個人的に古物やアートが好きだったのと、仕事上デザイナーさんや作家さんとお仕事をする機会も多かったので、放課後のクラブ活動的な感じでそういう方々と一緒に面白いことができたらという思いからギャラリーを作ろうと思いました。 

     

    ー内装、ロゴ、企画など様々な方が関わっているとお聞きしました。どのような出会いから、依頼するに至りましたか。

    ギャラリーを作ろうと思った時に、この人と一緒にやりたいなと思った人が何人かおりまして、お声がけをさせていただきました。話をしていく中で色々と構想が膨らんでいった感じです。ロゴ周りのデザインは東京のデザイナーの小林一毅さんお願いしました。一毅さんも一緒にお仕事をしてみたいと思っていた1人でして、すごく良いタイミングでご縁をいただき依頼させていただきました。企画はチームみんなで持ち寄って、面白そうなことを形にしていけたらなと思ってます。

     

     

    ーCLACという名前の由来を教えてください。

    クラックという言葉は一般的にネガティブな印象を持つ言葉ですが、芸術の分野で言えば、『面白いアプローチ』や『斬新』というような意味あいで使われたりします。対極の意味を一つの言葉で表す面白さを感じました。木工作品などでいえば割れやひびなどのことをクラックといいます。本来それはネガティブな要素と捉えられますが、それをあえて好む人がいたり、予期していない出来栄えを美しく感じたり、良し悪しは表裏一体だと思っていまして。作る側も受け取る側も良いと思う感性は人それぞれなので、そういう感覚の違いや気づきを楽しめる場にできたらという思いもありこの屋号にしました。 

     

    ー最近は街中のギャラリーが減っています。駅からもテレビ塔からも程近いこの場所にしたのはなにか理由がありますか。

    札幌のランドマークであるテレビ塔の裏という案内のしやすさ。また創成川の遊歩道に面しており、中心部にありながら時間の流れがゆっくり感じられる場所だなと。そういう部分が文化的な活動の場に適していると思いました。またご利用いただく方にとって集客もしやすく認知もされやすい場所なので使い勝手もよいのではと考えています。

     

    ー空間や什器などこだわりなどありましたらお教えください。

    展示物の邪魔をしない空間、什器。 どのような色付けにも対応できる空間がよいなと思い極力シンプルな作りに仕上げました。
     

     

    ーグラフィックデザイナーの展示がこけらおとしですが、今後はどういった展開していく予定ですか。

    6月11日からは新林七也さんの個展。その次にはクラフト作家さんによるグループ展が控えています。 今後は何か特定のジャンルを中心にしようというのではなく、自分たちが良いと思えるものや 面白いと感じることを展開していけたらと思っています。

     

    ー今後、どんなギャラリーにしていきたいですか。

    既成概念に囚われず様々なジャンル・業界の方が情報発信できる場所にしたいです。 ここはいつも何か面白そうなことをやってる場所だなと思っていただけたらうれしいです。
     

    「こちらから色付けせず、フラットな場所にしたい」と語るオーナー。 さまざまな作品や人との出会いが刻み込まれていく「GALLERY CLAC」の今後が楽しみです。

     

    インタビュー・撮影:小島歌織
    会場写真提供:CLAC
    協力:中西洋也

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