笹久保伸「秩父前衛派」展

SHIN SASAKUBO [CHICHIBU AVANTIST]

TO OV cafe/gallery

ART
MUSIC
MOVIE

ペルーと日本で活動するギタリストでもある笹久保伸による、郷土・埼玉県秩父地方についてのフィールドワークに基づくドローイング、シルクスクリーン、写真作品の13日間の展示、18日(土)は映画「PYRAMID−破壊の記憶の走馬灯」の上映会とライブを開催します。

1983年生まれ。2004～07年、ペルーに渡りアンデスの農村で音楽を採集調査しながら演奏活動をおこなう。帰国後は高橋悠治ら現代作曲家の新作を初演。2016年までにペルーと日本のレーベルからCD25枚をリリースするなどギタリストとして活躍している。2008年頃から郷土をテーマとしたアート運動『秩父前衛派』を開始。笹久保伸、青木大輔の二人を中心に制作内容によってメンバーが入れ代りながら音楽、映画、美術、写真、文筆、演劇など様々な表現を発表している。秩父地域が持つ根源的な『前衛性』に注目し、郷土・民俗・歴史・民間伝承・民謡・地域性・地域環境などの地域素材を第一フィールドとして調査研究し、その第二フィールドを「作品」という形でアウトプットする活動を続けている。

【映画「PYRAMID−破壊の記憶の走馬灯」】

信仰の対象を爆破するのは
テロリストだけかと思っていたが、
どうやらそうではないらしい。

場所は埼玉県秩父。この地域の“神の山”である武甲山は地域の民俗信仰上の最も重要な山であり、秩父の象徴と言われている。武甲山は秩父神社の神奈備山（ご神体）でありながらも大企業によって石灰岩が採掘され、2016年今もなお毎日12時30分にダイナマイトで爆破され続け、武甲山の姿はピラミッドと化している。信仰と産業、秩父の神の山の破壊をキーワードに人類共通の問題を垣間みる。

山形国際ドキュメンタリー映画祭の日本プログラムで公式上映、2016年イメージフォーラム・フェスティバルにてノミネート。

【主な活動】
2016　瀬戸内国際芸術祭にて3月～秋まで作品展示
2015　秩父を題材にした映画「PYRAMID−破壊の記憶の走馬灯」発表
2015　 CD「PYRAMID−破壊の記憶の走馬灯」
2014　金沢21世紀美術館の粟津潔展に関連し高橋悠治×秩父前衛派で公演
2014　椹木野衣×飴屋法水の芝居公演「グランギニョル未来」にて音楽と役者を担当
他多数

【主な受賞】
アルゼンチンコスキン音楽祭日本代表審査会１位（最年少）
日本ギターコンクール高校生の部１位
日本ギター音楽大賞２位
J.Sバッハ国際ギターコンクール４位（ドイツ）

◎「PYRAMID−破壊の記憶の走馬灯」上映 + 演奏
日時： 6月18日（土）18:30 開場 19:00 開演
料金： 2500円（1ドリンク付き）
お問合せ先： toovcafe@gmail.com / 011-299-6380
出演：笹久保伸（演奏）　ハヤシヒロト（演奏）

INFORMATION

このイベントは終了しています

日程

2016年06月07日(火)〜2016年06月19日(日)

時間: 10:30 - 22:00 日曜日は20:00まで
※18日（土）は12:00まで
18日12:00～18:00は都築響一「ロードサイド・ワイドショウ圏外編集者の巻」のためイベントにご参加の方以外は展示をご覧になれません。また同日18:00以降はイベント準備のため貸切りとさせて頂きます。