生誕100年 藤川叢三展
Sozo Fujikawa Exhibition
本郷新記念札幌彫刻美術館
- ART
藤川は、旭川に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)彫刻科塑造部卒業後、1951年から35年間にわたり北海道教育大学札幌分校(現・札幌校)において彫塑の教官として、多くの彫刻家や教諭を世に送り出しました。
自らの制作においては、当初、日展(日本美術展覧会)に出品しながら堅実な写実的人体像を制作していましたが、1962-64年にイタリアへ留学し、マリノ・マリーニから直接指導を受けたことで、大胆にデフォルメした素朴な表現へと作風を大きく変化させました。
帰国後は、服を脱ぐポーズなど日常の何気ないしぐさのなかに豊かな造形性を湛えた作品を、東京と札幌での個展や道展(北海道美術協会展)に発表しています。また、彫刻のほかにリトグラフ制作にも力を入れており、1975年頃からはその鮮やかな色彩をテラコッタの彩色に取り入れる試みを行っています。
本展では、藤川の初期から晩年までの彫刻、版画、素描約50点を、作品の変遷を追いながら紹介するとともに、優れた指導者としての側面も紹介します。
※新型コロナウイルス感染拡大の影響によっては、事業が中止・延期となる場合があります。
▼関連イベント
●座談会「藤川先生の思い出」
北海道教育大学札幌分校の同僚や彫塑研究室の教え子が、藤川叢三の思い出やエピソードを、当時の写真などを見ながら語り合います。
日時︰6月11日(土)15時00分〜16時30分
会場︰本館 研修室
出演︰川井 坦(元・日本画研究室教授)、鈴木吾郎(彫塑研究室1962年卒)、塚野昭臣(1977年卒)ほか
聞き手︰吉崎元章(当館館長)
定員︰20名(事前申込制、5月13日(金)10時00分〜受付開始、先着順)
●教え子と館長によるギャラリートーク
彫塑研究室の教え子と当館館長が、展示室を一緒にめぐりながら、作家や作品について解説します。
① 鈴木吾郎(彫刻家)+当館館長 7月9日(土)14時00分〜14時40分
② 山田吉泰(彫刻家)+当館館長 8月14日(日)14時00分〜14時40分
いずれも本館ロビー集合(予約不要) ※要観覧料
主催:本郷新記念札幌彫刻美術館(札幌市芸術文化財団)
後援:北海道、札幌市、札幌市教育委員会
助成:公益財団法人花王芸術・科学財団、芸術文化振興基金助成事業
INFORMATION
このイベントは終了しています
- 日程
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2022年06月11日(土)〜2022年08月31日(水)
- 時間
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10:00 - 17:00 ※入館は16:30まで
- 入場料
無料 一般 300円 / 65歳以上250円 / 高校・大学生200円/中学生以下無料
- アクセス
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札幌市中央区宮の森4条12丁目
- ◎地下鉄 東西線 西28丁目駅 バスターミナルから「山の手線循環西20(神宮前先廻り)」乗車(約5分)、彫刻美術館入口下車 徒歩10分
- お問合せ
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011-642-5709
This event has ended.
- SCHEDULE
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2022/06/11 [Sat]〜2022/08/31 [Wed]
- TIME
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10:00 a.m. - 5:00 p.m. *Last admission 4:30 p.m.
- FEE
Free Adults : 300yen / Over65 : 250yen / high school and university students : 200yen/Junior High School Students and under : Free
- ACCESS
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Hongo Shin Memorial Museum of Sculpture, Sapporo
4-12,Miyanomori,Chuo-ku,Sapporo
- Tozai Subway Line Nishi 28 nijyuhacchome Station From Nishi 28-chome station on Tozai line, is 5 minutes by taxi or 5 minutes by bus Nishi-20 Loop route Clockwise bound(Jingumae sakimawari ) from Platform 1 of Nishi 28-chome bus terminal. 10minutes walk from the bus stop to the museum.