遠い誰か、ことのありか

With Others at a Long Distance

札幌文化芸術交流センターSCARTS

  • ART

私たちは、ごく当たり前にテクノロジーを使い、物理的に離れた相手や膨大な情報に効率よくアクセスできる日常を享受しています。しかし、人との直接的な接触を避け、「会わずに会う」ことがかつてなく求められるようになった今、生身の身体と身体が共にあること、あらゆる感覚器官を使って対象を実感することが、効率や利便性では測れない意味を持っているということに、誰もが再び気づかされているのではないでしょうか。

本展では、テクノロジーを批評的に扱うアーティストたちの作品を通して、非生命も含んださまざまな「他者」との関わりが生起する場をつくり出します。時に摩擦や抵抗も起こり得る他者との複雑な関係を捉えなおし、他者と共に生きる意味について考えます。

自分以外の主体との協働の可能性をメディア技術を用いて探ろうとするクワクボリョウタ、アイロニカルな装置を通して、今日のテクノロジーの意味を問うやんツー、紙製の立体を通して私たちの表層的な情報の摂取に疑問を投げかける大橋鉄郎、場の環境を制御するシステムにより、人間と自然、生命と非生命などの関係性を探る岡碧幸、札幌在住の2名を含む4名のアーティストが、新作を発表します。

※会期中はアーティストトークなどの関連イベントを開催するほか、クワクボリョウタ氏と札幌の中高生たちによる「リモート時代の存在感」をテーマにしたワークショップの成果展を同時開催します。

詳しくは特設ウェブページをご覧ください。
https://www.sapporo-community-plaza.jp/event_withothers-at-alongdistance.html

▼参加アーティストプロフィール

クワクボリョウタ Kuwakubo Ryota
1971年栃木県生まれ。東京都・岐阜県を拠点に活動中。現代美術を学んだ後、1998年に明和電機との共作「ビットマン」を制作し、エレクトロニクスを使用した作品制作活動を開始。デジタルとアナログ、人間と機械、情報の送り手と受け手など、様々な境界線上で生じる事象をクローズアップする作品によって、「デバイス・アート」とも呼ばれる独自のスタイルを生み出した。第7回文化庁メディア芸術祭アート部門大賞(2003)受賞。札幌では近年「札幌国際芸術祭2017」(札幌市円山動物園)、「THE ドラえもん展 SAPPORO 2021」(札幌芸術の森美術館)へ出品。
https://www.ryotakuwakubo.com

やんツー yang02
1984年神奈川県生まれ。神奈川県在住。多摩美術大学大学院デザイン専攻情報デザイン研究領域修了。セグウェイが作品鑑賞するインスタレーションや、機械学習プログラムを導入したドローイングマシーンなど、人間の行為を情報技術が代替する自律型の装置を作品として制作。デジタルメディアを基盤に、人間の身体性や表現の主体性を問う。菅野創との共同作品《SENSELESS DRAWING BOT》で、第15回文化庁メディア芸術祭アート部門新人賞(2012)を、同じく《アバターズ》で第21回優秀賞(2018)を受賞。
http://yang02.com

大橋鉄郎 Ohashi Tetsuro
1994年札幌市生まれ。札幌市在住。札幌大谷大学芸術学部美術学科卒業。東京芸術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻中退。出来事や物事、知識や事件の表層だけを受け取るような、現在の情報の受け取り方に着目し活動。表層のみを強調した中身のない立体など、ものの本質を骨抜きにすることで相対的に本質の在り処がどこにあるのかを問いかける。 近年は、写真に写っている物を紙を用いて立体化する作品《3Dモデル》や、ピースをしている女性を描く《ピースシリーズ》を制作。
https://tetsuro-ohashi.com/

岡 碧幸 Oka Miyuki
1994年札幌市生まれ。札幌市在住。北海道大学農学部卒業。英ロイヤルカレッジオブアート情報体験デザイン修了。技術による物質や現象の情報化に焦点を当て、都市生態系と自然生態系、生命と非生命、自己と他者の関係性を探るプロジェクトを行う。作品は、ささやかに動くシステムと自然・人工物を組み合わせたインスタレーションや映像の形態を取る。STRP ACT(2020), Grantham Art Prize(2018)受賞など。
https://miyukioka.com/


▼関連イベント
すべて入場無料 9/4以外予約不要(当日先着)

●9月4日(土)
SCARTS × SIAFラボ
Art Engineering School
Backstage Pass to SCARTS / OFFLINE
19:00 ~ 20:00
作品の裏側/展覧会のバックステージの見学ツアーを実施します。
共催:札幌国際芸術祭実行委員会

●9月5日(日)
アーティストトーク
SCARTSモールAB(1F)
14:00 ~ 15:00 クワクボリョウタ × 岡碧幸
15:30 ~ 16:30 やんツー × 大橋鉄郎

●9月11日(土)
アーティスト × 研究者トーク
17:00 ~ 18:00 SCARTSモールAB(1F)
クワクボリョウタ ×
渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部 上席特別研究員)

●10月2日(土)
SCARTSアートコミュニケーター
「ひらく」による鑑賞サポート
①11:00 ~ 12:00 ②13:30 ~ 14:30
SCARTSコート、SCARTSスタジオ(1-2F)
アートコミュニケーターと共に作品を見て気づいたことや感じたことを言葉にしながら鑑賞を楽しむプログラムです。

●10月3日(日)
キュレーターによるギャラリーツアー
「遠い誰か、ことのありか」/++A&T 05「キョウドウ体/syn体」
①11:00 ~ 11:45 ②16:00 ~ 16:45
集合場所:SCARTSコート前(1F)
本展の担当キュレーターが展示会場をめぐりながら作品についてお話しします。

●会期中の土・日・祝日
SCARTSアートコミュニケーター「ひらく」×SIAF部の展覧会ガイド
会期中の土・日・祝日(予定)
「ひらく」とSIAF部(札幌国際芸術祭)のメンバーが会場で展覧会の見どころをガイドします。
協力:札幌国際芸術祭実行委員会

INFORMATION

日程

2021年09月04日(土)〜2021年10月10日(日)

時間

11:00 - 19:00

休館日

9月8日(水)

入場料

無料 

アクセス

札幌文化芸術交流センターSCARTS

SCARTSコート/SCARTSスタジオ


札幌市中央区北1条西1丁目 札幌市民交流プラザ2F

お問合せ

011‐271‐1955

SCHEDULE

2021/09/04 [Sat]〜2021/10/10 [Sun]

TIME

11:00 a.m. - 7:00 p.m.

CLOSED ON

8 Sept.

FEE

Free

ACCESS

Sapporo Cultural Arts Community Center SCARTS

SCARTS coat / SCARTS studio


SAPPORO COMMUNITY PLAZA 2F, N1-W1, Chuoku, Sapporoshi

CONTACT

011‐271‐1955

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