札幌座第50回公演『肝っ玉おっ母とその子どもたち』

SAPPOROZA "Mutter Courage und ihre Kinder"

サンピアザ劇場

  • STAGE

作:ベルトルト・ブレヒト
翻訳:岩淵達治
脚色・演出・音楽:斎藤歩

【このお芝居について】
17世紀、ヨーロッパ各国を巻き込んだ30年戦争の戦火の中「肝っ玉おっ母」と呼ばれる母・アンナが幌車を引き、子どもたちを連れて戦場から戦場へ商売をして暮らしている。
二人の息子は兵隊に取られ、残った娘カトリンを連れて、アンナは戦火を潜り抜け逞しく生き抜くが、平和が訪れれば商売が成り立たず、戦況が悪化すれば逃げ惑う生活が続き、やがて娘も失い、アンナは一人幌車を引く。

【演出家からのメッセージ】
「肝っ玉おっ母とその子どもたち」なんとも古風なタイトルですが、わが国の演劇の世界では古くから有名なタイトルで、ブレヒトというドイツの劇作家の代表作とも呼ばれる音楽劇の大作です。世界中あちこちで数々の有名演出家・音楽家の手で舞台化がなされ、日本でも名のある大女優さんたちが「母・アンナ」の役を演じてきました。

17世紀のヨーロッパにおける30年戦争と呼ばれる長い長い戦争の最中「私が産んで育てた子どもたちを兵隊になんかやりたくない」そう願い戦争を呪いながらも、戦争を糧にした商いで生計を立てている母・アンナは、ひとたび停戦・平和が訪れてしまうと仕入れた品物が売れず、商売が成り立たず愚痴をこぼし、そして再び戦争が始まると、生き生きとビジネスを始めるのです。

「70年もの間、戦争を経験していない国があるが、そんな国には国民を把握する帳簿もないから、徴兵もできない」というようなセリフがあります。私たちの国でも最近になってついに、国民すべてを把握する帳簿に相当するマイナンバーが割り振られました。戦争放棄を謳った憲法を書き換えようという議論もなされ始めています。

自分が生きるため、子どもを生かすため、とにかく目の前にある現実に真正面から立ち向かい続ける母・アンナの姿を通して、70年も戦争を経験していない国で暮らす私たちは、舞台上に何を観るのでしょうか。

札幌の町はずれ、新札幌のサンピアザ劇場で、櫻井幸絵の母・アンナと子どもたち、彼女たちに次々と襲い掛かる男達による音楽大活劇を、ぜひ目撃してください。

【キャスト】
櫻井幸絵
斎藤 歩
宮田圭子
佐藤健一
山本菜穂
高子未来
市川 薫

納谷真大(イレブンナイン)
彦素由幸
小佐部明広(劇団アトリエ)
西田 薫
福士恵二
伊東 潤(劇団東京乾電池)
山田百次(劇団野の上・青年団リンク ホエイ)

INFORMATION

このイベントは終了しています

日程

2016年09月23日(金)〜2016年09月28日(水)

時間

9月23日(金)19:30
9月24日(土)14:00/18:00
9月25日(日)14:00
9月26日(月)13:30/19:00
9月27日(火)19:00
9月28日(水)19:00

入場料

一般 3,000円
学生 1,500円
高校生以下 1,000円

アクセス

サンピアザ劇場

札幌市厚別区厚別中央2条5丁目7-5

  • ◎地下鉄 東西線 新さっぽろ駅 徒歩2分
  • ◎JR 千歳線 新札幌駅 (サンピアザ2F 南口より連絡) 徒歩3分
お問合せ

011-520-0710

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SCHEDULE

2016/09/23 [Fri]〜2016/09/28 [Wed]

TIME

9/23 19:30
9/24 14:00/18:00
9/25 14:00
9/26 13:30/19:00
9/27 19:00
9/28 19:00

FEE

Adults 3,000yen
Students 1,500yen
High School Students and under 1,000yen

ACCESS

Theater Sunpiaza

7-5,Atsubetsuchuo2-5,Atsubetsu-ku,Sapporo

  • Tozai Subway Line Shinsapporo Station 2minute(s)walk
  • JR Chitose Line Shinsapporo Station 3minute(s)walk
CONTACT

011-520-0710

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