浅葉克己個展「アサバ△の家。」
Katsumi Asaba EXHIBITION
グランビスタギャラリーサッポロ
- DESIGN
1989年、九州博多にイル・パラッツォが誕生した。アルド・ロッシの日本で初めての建築だ。内田繁が初めてアートディレクションという言葉を発して、内装とホテル全体をまとめた。ホテル・イル・パラッツォは、階段を駆け上ると精神と肉体を震え上がらせる程の巨大な「門」が迫って来る。ここは博多じゃない、ローマだと錯覚させてしまう。オープニング当日、博多の街で飲み、イル・パラッツォに酔っていた僕は、内田繁に紹介してもらい、この時の衝撃を再現するべく港区南青山の土地にアルド・ロッシの建築を注文した。
1991年、3階建てのビルが完成した。この地から発信し続けた紙媒体と映像の作品群は晴海埠頭の浅葉デザイン室の倉庫に保管してある。それらの一部は2015年1月にgggでの第341回の個展で展示。ポスターのアーカイブ(記録保存)をしたいと注文も来ていた。gggの北沢永志さん、尾澤あずささんに倉庫へ何度も足を運んでもらった。「デザイン生活60年、卓球生活40年、書道生活20年」の軌跡の作品が眠っている。作品と一緒に版下も眠っている。二人は目を輝かせて、今ではもう消えてしまった版下を若者に見せたいという。青春時代から僕の背中に張り付いている「タイポグラフィ」の作品を創ろうと思い、ASABA’S COLLAGEを10点制作した。今回はこの作品を中心に展開したい。
亡くなる少し前に病院から内田繁の電話。「おーい、たのむよ」。アルド・ロッシ設計、内田繁内装。展覧会名を浅葉克己個展「アサバ△の家。」とした。この家から発信された表現物を見てください。
今、一番気に入ってる言葉は、レヴィ・ストロースの悲しき熱帯に出てくる「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう」。訳者の川田順造さんが選んだ人類への警句だ。そう思うと文字やデザインの発見は、今始まったばかりだ。
浅葉克己
◎記念トークセッション&レセプション
「地球文字探検家の過去、現在、未来」
・開催日 2017年6月15日(木)
・時間
記念トークセッション 18:30~19:30 (東館地下1階 クリスタルホール)
レセプション 19:30~20:30 (本館1階 ロビーラウンジ ミザール)
・出演
浅葉 克己(アートディレクター) × 工藤“ワビ”良平(アートディレクター)
・定員 80名(参加無料・要申込・先着順締切)
・参加申し込み お電話 、メールフォーム にてお申し込みください。
TEL. 011-261-3311(代表)
受付時間 平日11:00~18:00
INFORMATION
このイベントは終了しています
- 日程
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2017年06月15日(木)〜2017年08月01日(火)
- 時間
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11:00-19:00(最終日は17:00まで)
- 入場料
無料
- アクセス
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札幌市中央区北1条西4丁目札幌グランドホテル1階ロビー内
- ◎地下鉄 南北・東西・東豊 線 大通駅 出口5 徒歩5分
- ◎地下鉄 南北線 さっぽろ駅 出口10 徒歩10分
- お問合せ
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tel 011-261-3311(平日11:00-18:00)
This event has ended.
- SCHEDULE
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2017/06/15 [Thu]〜2017/08/01 [Tue]
- TIME
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11:00-19:00 *open until 17:00 on the last day
- FEE
Free
- ACCESS
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Sapporo Grand Hotel 1F,N1-W4,Chuo-ku,Sapporo
- Nanboku Subway Line, Tozai Subway Line and Toho Subway Line Odori Station Exit5 5minute(s)walk
- Nanboku Subway Line Sapporo Station Exit10 10minute(s)walk
- CONTACT
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tel 011-261-3311(weekday 11:00-18:00)